「もう少しだけ待っててね。…必ず迎えに行くから」
「…、ばいばい」
「ごめんね。もう、何も見えないよ」
「信じてやるさ。だから…もう、泣くな」
「100本の薔薇の花束を下さい」
「望めるのなら、貴方の生き様全てを」
「異界への扉は開かれた。…ここを進めば、振り返ることは赦されない」
「君の顔さえ、覚えてないんだ」
「裏切ることなんて、慣れてしまったよ」
「あーした天気になーぁれー…」


「随分昔に、君を愛してたみたいだ」
「後悔してからじゃ遅いはずなのに。…また、後悔してる」
「嘘吐きのままでいいよ。…優しい狼さん」
「真実なんて、知りたくなかった」
「死に急ぐな、馬鹿者が」
「最後までッ!…、言って、やれなかった」
「期待を裏切るなんて、出来っこねぇよ…」
「私はいつも、…亡くしてから、気付くらしい」
「本当の名前は、君だけにあげるよ」
「笑顔、失敗してるよ」


「『笑顔』の仮面でもくっついてるんじゃないか?」
「君を泣かせていいのは、僕だけなんだよ?」
「あの時は、これが最善だと思ったんだよ」
「追いついて、越してやる」
「意外と楽勝…かな?」
「…目覚めたら夢でした、なんてこと…ないよね?」
「私以外に、あの無鉄砲バカを止められるヤツなんていないでしょ」
「泣き虫毛虫のお姫様。君はどうしたいのかな?」
「どうしましたの?お兄様」
「このまま止まなければいいのに」


「…楽しかった」
「そんな言い方、ずるいよ」
「…泣きすぎ。それじゃ兎さんだよ?」
「いつまで睨めっこしてるつもり?」
「明日も明後日もその先も。…ずっと、隣に居てくれよ」
「…小悪魔めが」
「あの子が泣いてる」
「しっかりしなさい。『お父さん』」
「あの子達が待ってるのは私じゃなくてアンタでしょ」
「…ばか」


「私の前から消える…?」
「行きはよいよい、帰りは恐い…だっけ?」
「これ以上なんもしねーから、暴れんな」
「…こっち来いよ」
「残念だな。コイツは俺のもんだ」
「最初から気付いていたよ。嘘だって」
「尽くすと決めましたから」
「ルールは簡単。見つけたら殺すだけだよ」
「もう二度と逃げない…!」
「力を欲するのならば、我を呼べばいい」


「お飾りのお姫様は嫌なの」
「愛しています」
「泣きたいときに泣かないと。…じゃないと明日笑えないからね」
「必ず見つけるって、約束したから」
「私の幸せは、私だけの物。誰かに与えられるより自分で掴み取ってみせる」
「こんな結末…私は、望まない」
「馬鹿みたいだけど…願うのは綺麗な結末」
「笑ってもいいよ。…自分でもおかしいって思うし」
「あーあ…これ、無駄になっちゃったかな」
「明日も、皆で笑えたらいいよね」


「ガラにでもないこと、言わせないでくれるかな?」
「やり直しはきかないんだからさ」
「…晴れるかなぁ」
「うわ…髪ベタベタだよ…」
「これだと大荒れになるかもね…」
「海の男ってあんなもんよー」
「絶好の航海日和!これを逃していつ進むって言うのさ!」
「ここはやっぱ…強行突破っしょ」
「まぁ…あんま深く考えないことだね」
「明日は明日の風が吹くってね!」


「あーもー…バカばっか」
「ほら。早くおいで」
「仰せのままに。姫?」
「陳腐な言葉でも良いから言ってよ」
「アイツは良くて私はダメなの?」
「信じるも信じないも、君次第だよ」
「愛してる。なんて、思っていても絶対、言ってやらない」
「俺は、君が思ってるほど善人じゃないよ?」
「…手、つないでよ」
「いやよいやよも好きのうち、か…」


(「……随分やきがまわったものだ――…」)
「…実は、バカでしょ?」
「こんにちは。じゃさようなら」
「って、おいっ!待ちやがれ!!」
「言うだけなら簡単、なんだけどね」
「あはは。男の子泣かせちゃうなんてね」
「どこぞのダンサーですか…」
「嵐の前の静けさってやつか」
「おー…派手に飛んでったなぁ…」
「やっと台風一過が過ぎてったよ」


「明日からも続くのかぁ…」
「もうやだ…こんな人達…!」
「生きるって、決めたから」
「一度くらい笑いなさいよ」
「どうせ最期なんだし、さ」
「もうちょい進んでみない?」
「ほら、あと一歩」
「あと少しだったんだけどね」
「『頑張る』って言いなさいよ!」
「…つまんないの」